Parallel Projections 2019
建築を設計することは、学びとともにある。場所の歴史を知り、町を歩いて風景を感じ、さまざまな人々の言葉に耳を傾け、考える。その学びは設計と深く結びついており、リサーチとデザインという言葉で分けられない連続的/双方向的な営みである。そこで、さまざまな媒介(リサーチのアウトプット、ワークショップ、模型、図面、BIMなど)を通して行われる創造的なコミュニケーションの総体を「メディア・プラクティス」として位置づけてみる。基本計画→基本設計→実施設計といった、徐々に具体性を高めていく通常の「カタ」では取りこぼされてきた可能性を考え、曖昧で偶然な物事と向き合えるような、新しい「カタ」を構想したい。(HPより→)