STUDIO 大 STATEMENT
不確かなものへ近づくための方法
- 経験の設計、設計の経験、その共同性 -
私たちは、顔の見える隣人であり、世界と同じ地平を生きる人類です。
同じ時間を過ごしていながら、私が過ごす日常、習慣の外にある不確かなことから目を逸らしてしまいがちです。
現在、建築設計の職能や役割が拡大していると言われて久しいですが、その広がり方を経験にまつわるものとして我々は考えています。
経験とは、空間だけでなく時間的なものに関わるものです。
建築設計は数十年使う建物をはるかに短い時間でつくり上げます。
一方で、1時間の芸術鑑賞プログラムを我々は半年以上かけてつくります。
展覧会の会場や都市を舞台にした鑑賞に関わる建築物に限らない空間の設計は経験について考える良い題材でした。
我々は、第三者(鑑賞者、利用者)の経験を導くことに対して着眼し、私たちの外にある不確かなもの、既にそこにあるものに向き合いながらよく考慮して空間に限らないプロジェクトへ参画・共同しています。
空間だけがすべてを担っているかのように、あるいは建築家が空間の内側しか設計していないフリをする時代でもないように思います。
今、近くにある小さな物事からもっと大きな境界のない同じ地平に住む世界に目を向けて、不確かなものに近づくための方法として経験を考え、空間に限らない時間を考慮してつくることから我々は建築を始めています。
* 新建築 住宅特集 2023年4月号掲載「経験の設計、設計の経験、その共同性」
(執筆:桂川大+山川陸)を改稿 2024.06
CV →download
STUDIO 大では, 個人住宅から文化施設まで, さまざまな建物の設計を行っています.
建物を設計するにあたっては, 建物だけでなく, 周囲の環境や構造, まちからよく考慮し使い手の「経験」から考えるいくつかのテーマについて建築の設計、実践をしています. お気軽にご相談ください.
At STUDIO大, we design a variety of buildings, from private residences to cultural facilities. When designing a building, we carefully consider not only the building itself, but also the surrounding environment, structure, and town development, and pursue and plan another possibility (alternative) of the building. again,
I am doing research and practice on the theme. Please feel free to contact us.
お仕事の依頼はこちらから →mail : d.katsuragawa@aa-dk.jp
SITE
Aichi Studio | 〒451-0042
名古屋市西区那古野2−5−5
Gifu Studio | 〒505-0027
岐阜県美濃加茂市本郷町9−17−49
桂川 大 | Dai Katsuragawa
STUDIO大 / おどり場 代表